子どもの集団生活が始まると…

特に幼いうちから預け始める保育園での生活が始まると、保護者の多くはわが子の突然の体調不良に不安を抱える日々を送ることになります。 幼稚園も含め集団生活の始まりは、どうしても小児科との付き合いが切れないものです。
子どもの立場
何歳であっても慣れ親しんだ家族と離れ、全く新しい環境で一日の大半を過ごすことに対しての不安は計り知れないものです。登園の時間になると大げさに泣き、登園を嫌がるお子さんもいます。 特に登園はじめは保護者と離れることだけでも大きなストレスを感じてしまう子どもが大半です。まずはお子さんの立場に立って、優しく見守ってあげることが必要です。
もちろん、ぐずりのないお子さんも含め、お迎えの後や休日は一緒に過ごす時間を工夫し、お子さま自身の不安を和らげてあげることも大切になってきます。
保護者として

お子さまを保育園や幼稚園に預け始めた保護者の多くの悩みは、度々繰り返される子どもの体調不良です。
特に登園の始まったばかりの時期は、子ども同士で病気のうつしあいの連続です。こうやって病気にかかることで免疫力を高めていくのが自然の流れです。 例えば、咳・鼻水といった同じような風邪症状であっても、子ども一人一人が異なったウィルスを持っています。それぞれをうつしあうことで、わが子が長期的に同じような症状を繰り返しているように見えていることが大半です。 小児科を受診される際には、起こっている症状とのかかわり方を相談することで安心して向き合うことができると思います。
お仕事がお休みの日など、時間のとれるときは親子でゆっくり過ごし、日頃の疲れをとるのも良いかもしれません。