小児科で子どもの状態を上手く伝えるためのポイント
小児科で診断・治療を行う際には、症状や経過をきちんと伝えて頂く必要があります。普段から子どもを見ている保護者の方だからこそ分かることもあり、その情報があることで適切な判断・治療を行うことができます。
子どもの状態をしっかりと把握しましょう

まずは子どもの状態をしっかりと把握して、元気はあるのか・食欲は普段と変わりないか・水分の摂取は可能か・機嫌はどうかなどを確認し、普段と様子が違う場合は、些細なことでも遠慮なく小児科医にお伝え下さい。
症状の伝え方
診断の際には、症状の時間経過が重要になります。いつから、どのような症状が続いているか、一日の間で症状悪化が見られるか、その場合は何時頃に悪化したかなどの情報を伝えることができるように、しっかりとお子様を見ておきましょう。
また、痛みがある場合は、いつ頃からどこが痛いかだけでなく、痛みの強さやなぜその痛みが起こるようになったか、痛みの推移なども伝えると分かりやすくなります。その他、熱がある場合は最高で何度まで上がったかなども伝えるようにし、咳の場合は、咳の特徴なども詳しく説明するようにしましょう。
しっかりと症状を伝えるために

小児科医に子どもの症状をしっかりと伝えるためには、メモなどを残しておくようにすると安心です。
その際には、上記でご紹介した伝え方を参考に、症状の時間経過・特徴など気になることは細かくメモしておくようにして下さい。
また、些細な変化もしっかりとメモしておきましょう。その他、お薬などを飲んでいる場合はお薬手帳を持参するとさらに分かりやすくなります。そうすることで、伝え忘れもなくなり小児科医もその情報を正しい診断に生かすことができます。お子様の健康を守るためには小児科医と保護者様の連携が不可欠なので、病気以外のときでも、常に子どもの状態をチェックしておきましょう。