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赤ちゃんの便に血が混じったら|受診の目安と考えられる原因について解説

おむつを替える赤ちゃん

赤ちゃんの血便についてまず確認したいこと

赤ちゃんの便に血が混じっているのを見つけると、とても驚かれると思います。
まず大切なのは、血の量だけで判断せず、血の色や混じり方、そして発熱や嘔吐の症状まであわせて確認することです。
血が便の表面に少しついている程度なのか、便全体に混じっているのか、黒っぽい便なのかによって、考えられる原因は変わります。

血の色や混じり方

血便を見たときは、まずどんな色の血が、どのように混じっているかを見てみましょう。
便の表面に少し赤い血がついている場合は、便の刺激で肛門まわりが切れていることがあります。
一方で、血が便全体に混じっていたり、どろっとした粘りのある便に血が混じっていたりする場合は、腸の炎症や腸重積など、別の原因も考える必要があります。
鮮やかな赤色は肛門に近い場所からの出血、黒っぽい便は上の消化管からの出血の可能性があり、黒い便は特に早めに確認したいサインです。

発熱や嘔吐がないか

血便があるときは、発熱や嘔吐を伴っていないかも必ず確認したいポイントです。
下痢に加えて発熱がある場合は腸炎のことがあり、嘔吐をくり返す、顔色が悪い、ぐったりしているといった様子があれば、より早い受診を考えたい状態です。
特に赤ちゃんでは、最初はミルクが飲めていても、その後に嘔吐をくり返したり不機嫌が強くなったりして、あとから血便が出てくることがあります。
こうした経過は腸重積でもみられるため、血便だけを見て判断せず、その前後の体調の変化まで一緒に確認することが大切です。

おむつ替えをする親子

赤ちゃんの血便で考えられる主な原因

便が硬くて肛門が切れている

便の表面に少し赤い血がついているときは、硬い便や強くいきんだ刺激で、肛門の近くが切れて出血していることがあります。
いわゆる切れ痔にあたる状態で、赤ちゃんでは比較的よくみられる原因のひとつです。
特に、便秘ぎみで便が硬い、出すときに強くいきむ、排便のたびに少量の血がつく、という場合は、この可能性を考えます。
ただし、少量だからといって長く様子を見続けるのではなく、出血をくり返すときや便秘が続いているときは、一度確認しておくと安心です。

ミルクや食べ物が関係していることがある

赤ちゃんの血便では、ミルクや食べ物が関係していることもあります。
特に、乳や卵黄を摂りはじめてから、嘔吐・下痢・血便をくり返すような場合は、消化管アレルギーが関係していることがあります。
これは、食べ物に対する反応で腸に炎症が起こり、便に血が混じる状態です。

腸の炎症で血が混じることがある

下痢に血が混じっているときは、腸の炎症が関係していることがあります。
ウイルスや細菌による胃腸炎では、腸の粘膜が傷んで血が混じることがあり、赤ちゃんでは下痢、発熱、嘔吐、哺乳不良を伴うこともあります。
特に細菌性の腸炎では、便全体に血が混じることがあり、離乳食が始まった頃の赤ちゃんでも注意が必要とされています。

腸重積など早めに確認したい病気もあります

赤ちゃんの血便で見逃したくないのが、腸重積です。
腸重積は、腸の一部が別の腸の中に入り込んでしまう病気で、生後3〜4か月以降に多くみられます。
血が混じったねっとりした便や、いちごジャムのような便が出ることがあり、血便だけでなく、嘔吐、顔色不良、急に激しく泣く、不機嫌とぐったりをくり返すなど、赤ちゃんの様子がいつもと明らかに違ってきます。
腸重積は緊急性の高い病気で、対応が遅れると腸に強い負担がかかることがあります。
血便が出たときに、嘔吐やぐったりした様子を伴っている、明らかに苦しそう、便の色や量がいつもと違うという場合は、様子見にせず早めの受診につなげることが大切です。

発熱している赤ちゃん

赤ちゃんがこのような状態のときは早めに受診してください

血便が続く

血便が1回だけでおさまるのではなく、何度も見られるときは、一度きちんと確認しておきたい状態です。
特に、便のたびに赤いものがつく、前より量が増えている、便全体に混じるようになってきた、といった変化があるときは、原因を決めつけずに確認したいところです。

下痢や発熱を伴っている

血便に加えて下痢や発熱があるときは、腸の炎症が関係していることがあります。
下痢や発熱、腹痛などを伴う血便では、腸重積症や腸炎など緊急対応が必要な病気の可能性があるとされています。
また、血便に加えて下痢や発熱があるときは、便だけでなく、水分がとれているか、いつもどおり飲めているかも一緒に見ておくことが大切です。

元気がない・顔色が悪い

血便があるうえに、赤ちゃんの元気がない、顔色が悪い、ぐったりしている、いつもより反応が弱いといったときは、早めに受診したい状態です。
腸重積の疑いがある際は、様子見にせず受診につなげることが大切です。
血便そのものの量が多くなくても、全身の様子が悪いときは、便の変化以上に赤ちゃんの状態を重視して確認していきます。

笑顔の親子

赤ちゃんの血便で心配な方は、しみずこどもクリニックへ

赤ちゃんの血便は、便の表面に少し血がついている程度でも不安になる症状です。
肛門の小さな傷によることもありますが、下痢や嘔吐、発熱、機嫌の悪さを伴う場合は、腸の炎症や早めに確認したい病気が隠れていることもあります。
当院では、赤ちゃんの全身の様子や便の状態を丁寧に確認しながら、必要な診察につなげています。
赤ちゃんの血便が続く、下痢や発熱を伴う、元気がない、顔色が悪いなど気になる様子があるときは、早めにご相談ください。